後藤啓介の成績と現在|191cmのFWを「誰だろう?」から追いかけた2試合

後藤啓介の成績と現在、191cmの存在感を表現したアイキャッチ画像 26-27 ブンデスリーガ

2026年9月24日のキリンチャレンジカップ・ウルグアイ戦。

日本代表の試合を見ていて、後藤啓介という選手が出てきました。

正直に言えば、私はそのとき「誰だろう?」と思いました。

そして4日後のベネズエラ戦。

今度は後藤を意識して見ていたのですが、すぐに分かりました。

一際でかい。

身長191cm。

日本代表の選手たちの中に入っても、その大きさは目を引きます。

ウルグアイ戦では「誰だろう?」だった選手が、4日後には画面の中で見失いようのない存在になっていました。

ただ、ちゃんとプレーまでよく見えていたわけではありませんでした。

前半33分、後藤は相手最終ラインの背後へ抜け出してGKと1対1になります。

私もこの場面は見ていましたが、観戦中は「後藤にチャンスが来た」くらいにしか捉えていませんでした。

試合を振り返ってみると、見るべきだったのはシュートだけではありません。

その前に、191cmの後藤が相手の背後を取っていたことでした。

大きくて目立つ。

でも、それだけのFWではない。

ジュビロ磐田から欧州へ渡り、日本代表までたどり着いた後藤啓介は、どんな選手なのでしょうか。

ウルグアイ戦では「誰だろう?」だった選手を、ベネズエラ戦では少し違った目で見ることになりました。

後藤啓介の現在の成績は?欧州で結果を残して日本代表へ

後藤啓介は2005年6月3日生まれ、静岡県出身のFWです。

2026年9月現在の所属はドイツ・ブンデスリーガのSCフライブルク。

身長191cmという大型FWですが、ここまでのキャリアを見ると、単に高さを武器にしてきた選手ではないことが分かります。

プロとして最初に大きなインパクトを残したのは、ジュビロ磐田でプレーした2023年でした。

高校年代ながらJ2リーグで36試合に出場し、7得点。

Jリーグ公式でも、プロデビューとなったJ2第1節ファジアーノ岡山戦で途中出場から2得点を記録したことが紹介されています。

高校生のFWがプロデビュー戦で2得点。

その後はベルギーへ渡り、RSCアンデルレヒト、シント=トロイデンVV(STVV)でプレーします。

特に大きく数字を伸ばしたのが2025-26シーズンのシント=トロイデンVVでした。

リーグ戦38試合で11得点7アシスト。

FWとして二桁得点を記録しただけでなく、アシストでも数字を残しています。

そして2026年6月、STVVへの期限付き移籍終了と同時にSCフライブルクへの完全移籍が発表されました。

2026-27シーズンは9月までにブンデスリーガ4試合に出場。

リーグ戦ではまだ得点がありませんが、UEFAカンファレンスリーグ予選では2試合で2得点を記録しています。

J2で7得点、ベルギーで11得点7アシスト、そしてドイツへ。

ウルグアイ戦で私が「誰だろう?」と思った選手は、すでに欧州で一段ずつ階段を上がってきたFWでした。

しかも2026年にはFIFAワールドカップの日本代表メンバーにも選出されています。

知らなかったのは、後藤が突然出てきたからではありません。

私がその歩みを追えていなかっただけでした。

後藤啓介はどんな選手?身長とプレースタイルから見る特徴

後藤啓介の身長は191cm。

これだけを見ると、まず想像するのは空中戦を武器にするセンターフォワードでしょう。

しかし、ジュビロ磐田が2022年にU-18からのトップチーム昇格内定を発表した際、後藤について挙げていた特徴は高さだけではありませんでした。

運動量、スピード、高い技術、状況判断。

そして複数のポジションを高水準でこなせるユーティリティー性が評価されていました。

実際、ジュビロ磐田U-18時代にはボランチでもプレーしています。

191cmの選手がボランチも経験し、プロではFWとして得点を重ねている。

ここは後藤を見るうえで面白いところです。

大きな身体をゴール前で使うだけではなく、動いてスペースへ入り、自分で得点機に関わっていくことができます。

2026年9月28日のベネズエラ戦では、その一端が見える場面がありました。

前半33分、後藤は相手最終ラインの背後へ抜け出してGKと1対1になります。

シュートは枠を捉えられず、得点にはなりませんでした。

結果だけを見れば「決定機を外した」で終わります。

しかし、なぜ後藤があの場所でGKと1対1になれたのか。

そこまで見ると、191cmという数字だけでは分からない後藤の姿が見えてきます。

後藤啓介はジュビロ磐田から欧州へ|移籍で変わったキャリア

後藤啓介のサッカー歴は、カワイ体育教室サッカークラブからジュビロ磐田U-15、ジュビロ磐田U-18へと続きます。

2022年10月、磐田は当時高校2年生だった後藤の翌シーズンからのトップチーム加入内定を発表しました。

そして迎えた2023年。

J2開幕戦のファジアーノ岡山戦で途中出場すると、いきなり2得点を記録します。

そのシーズンは36試合7得点。

まだ高校生だった選手がJ2でこれだけ試合に出て、結果まで残しました。

翌2024年にはベルギーへ渡り、アンデルレヒト・フューチャーズへ期限付き移籍。

その後アンデルレヒトのトップチームを経て、2025-26シーズンはシント=トロイデンVVでプレーしました。

そこで残したのが38試合11得点7アシストという数字です。

この1年が後藤のキャリアにとって大きなものだったことは、本人の言葉からもうかがえます。

シント=トロイデンVVを離れる際には、クラブがなければワールドカップ出場やシーズンの結果にはつながらなかったという趣旨のコメントを残しています。

そして次の行き先がSCフライブルクでした。

ジュビロ磐田からベルギーへ。

ベルギーで数字を残してドイツへ。

こうして並べてみると、代表戦で突然現れた若手ではなく、Jリーグから欧州へ渡り、結果を残しながら現在地まで進んできたことが分かります。

後藤啓介の出身高校は?ジュビロ磐田で育った学生時代

後藤啓介は磐田東高校に在籍しながら、ジュビロ磐田U-18でプレーしていました。

高校サッカー部からプロ入りした選手ではなく、ジュビロ磐田の育成組織で成長した選手です。

磐田がトップチーム加入内定を発表した2022年10月の時点では、まだ高校2年生でした。

つまり早い段階から磐田の育成環境でプレーし、そのままトップチームまで上がったことになります。

そして興味深いのは、育成年代からFWだけをやっていたわけではないことです。

U-18ではボランチでもプレーしていました。

Jリーグ公式が紹介している後藤本人の言葉にも、どのポジションでもプレーできる万能型を目指したいという考えが表れています。

現在は191cmのセンターフォワードとして日本代表にも選ばれていますが、その土台にはジュビロの育成年代で身につけた幅広いプレー経験があります。

大型ストライカーという現在の姿だけを見ると、少し意外な経歴ですね。

ベネズエラ戦で後藤啓介を見てみた|見逃していた33分の決定機

2026年9月24日のウルグアイ戦で、私は後藤啓介を初めて強く意識しました。

そして9月28日のベネズエラ戦。

今度は後藤を見ようと思って試合を見ていました。

後藤はセンターフォワードで先発します。

ところが前半の日本は、ベネズエラのマンツーマン気味の守備に苦しみました。

前線へ効果的にボールを入れる場面も多くありません。

そんななかで訪れたのが前半33分のチャンスでした。

後藤が相手最終ラインの背後へ抜け出し、GKと1対1になります。

シュートは右へ外れました。

私もこの場面は見ていました。

「後藤にチャンス。シュートは右へ外れた」という程度にしか捉えていませんでした。

しかし、私の観点は浅かったのです。

後藤に偶然チャンスが転がってきたのではありません。

相手の最終ラインの背後へ出たからこそ、GKと1対1になるところまで持ち込めた場面でした。

もちろんFWですから、あれを決めてほしかったという思いもあります。

しかし「外した」で終わらせてしまうと、その前にあった動きを見落としてしまいます。

これは私自身、試合を見ているつもりでも、ボールを中心に追っているだけでは見えないものがあります。

191cmの長身FW。

その数字だけなら、ゴール前でクロスを待つ姿を想像してしまいます。

ところが後藤は、自分から最終ラインの背後へ出て決定機を作っていました。

ジュビロ磐田が高校時代から評価していたスピードや状況判断という特徴と、あの場面がつながって見えます。

ベネズエラ戦で後藤は前半のみで交代しました。

ゴールという結果は残せませんでした。

それでも、次に後藤を見るときの私の視線は少し変わりそうです。

ボールを持った後藤だけではなく、ボールが来る前にどこへ動いているのか。

そこを見てみたいと思います。

後藤啓介についてよくある質問

後藤啓介は日本代表でどこまで行く?「誰だろう?」から始まった2試合

後藤啓介は2026年のFIFAワールドカップ日本代表メンバー26人にも選ばれました。

21歳でワールドカップメンバーに入り、その後も日本代表に招集されています。

9月24日のウルグアイ戦では、私にとって「後藤啓介って誰だろう?」というところから始まりました。

4日後のベネズエラ戦では、その後藤がセンターフォワードとして先発しました。

そして今度は、後藤を意識して見ていました。

それでも見えていなかったプレーがありました。

前半33分の決定機も、最初は「シュートを外した場面」としか見ていませんでした。

しかし改めて振り返れば、最終ラインの背後を取った動きがあったから生まれた1対1です。

サッカーを見る面白さは、こういうところにもあるのかもしれません。

最初からすべてが見えるわけではありません。

ある選手を知ることで、それまで見えていなかった動きが気になるようになります。

ジュビロ磐田でプロになり、ベルギーへ渡り、ドイツへステップアップし、21歳で日本代表のピッチに立つ後藤啓介。

次に代表戦で後藤がピッチへ入ってきたとき、もう「誰だろう?」とは思いません。

今度は、最終ラインの背後へどう動くのか。
ボールが来る前の後藤啓介を見てみたいです。

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