7歳の少年に、キングカズが声をかけました。
ファジアーノ岡山と横浜FCの試合を観戦した帰り道。
少年のもとへ三浦知良選手が歩み寄り、サッカーボールにサインをしてくれたそうです。
その少年こそ、後に湘南ベルマーレでプロサッカー選手となる石井久継選手でした。
さらに後年、二人が再会した際、カズは「まだ僕も頑張るから、ピッチで会おう」と約束したといいます。

テレビ朝日『ラブ!!Jリーグ』で石井選手が語ったこのエピソードを聞いて、なんとも胸が熱くなりました。
カズといえば、私にとっては横浜FCの歴史を語るうえで欠かせない存在です。
そのカズが、岡山のスタジアムで一人の少年に夢を与えていたとは。
そして、あの日の少年は本当にプロになりました。
今回は、石井久継選手の現在の成績や経歴、日本代表での活躍を振り返りながら、キングカズとの約束がどこまで実現したのかを追いかけます。
石井久継の現在|所属クラブ・プロフィール・2026年の成績
石井久継選手は、2026年10月現在、湘南ベルマーレに所属しています。
2005年7月7日生まれの21歳。岡山県倉敷市出身で、湘南ベルマーレのアカデミーからトップチームへ昇格した生え抜き選手です。
石井久継のプロフィール
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名前 | 石井久継(いしい ひさつぐ) |
| 生年月日 | 2005年7月7日 |
| 年齢 | 21歳(2026年10月現在) |
| 出身地 | 岡山県倉敷市 |
| 身長・体重 | 170cm・66kg |
| 所属クラブ | 湘南ベルマーレ |
| 背番号 | 77 |
| ポジション | FW |
| 利き足 | 右足 |
| 出身アカデミー | 湘南ベルマーレU-15、U-18 |
2023年から2026年までの成績
| シーズン | 大会 | 出場 | 得点 |
|---|---|---|---|
| 2023 | J1 | 4 | 0 |
| 2024 | J1 | 14 | 1 |
| 2025 | J1 | 13 | 1 |
| 2026特別 | J2・J3百年構想リーグ | 15 | 2 |
| 2026/27 | J2 | 2 | 0 |
※2026年10月9日更新のJリーグ公式記録。
リーグ戦・百年構想リーグの成績で、カップ戦は含みません。
2023年5月20日にJリーグ初出場を果たし、2024年7月6日にはJ1初得点を記録しました。
2025年はJ1で13試合に出場して1得点。
2026年の百年構想リーグでは15試合で2得点を挙げています。
まだ圧倒的な数字を残しているわけではありませんが、年代別日本代表での活躍を見ると、今後の飛躍を期待したくなる選手です。
湘南ベルマーレとの2026年の契約更新に際しては、アカデミーから9年目となるクラブへの思いを語り、J1昇格を目指す決意を示しています。
石井久継のプレースタイル
石井選手の魅力は、ゴールに向かう積極性と、攻撃の局面で違いを生み出そうとする姿勢です。
170cmと大柄ではありませんが、前線で動きながらシュートチャンスを探し、相手の守備を崩そうとします。
湘南ベルマーレの公式プロフィールでも、2026/27シーズンの個人目標として「ゴール 昇格」を掲げています。
本人が何よりも得点にこだわっていることが伝わってきます。
7歳の石井久継とキングカズ|岡山で始まった約束
石井久継選手と三浦知良選手の出会いは、石井選手がまだ7歳だった頃にさかのぼります。
当時、カズは横浜FCでプレーしていました。
石井少年は父親とともに、地元・岡山で行われたファジアーノ岡山対横浜FCの試合を観戦していました。
試合が終わった後、カズが石井少年のところへやってきて、持っていたサッカーボールにサインを書いてくれたそうです。
これだけでも、サッカー少年にとっては忘れられない出来事だったでしょう。
ところが、この物語には続きがありました。
13歳でカズと再会した石井久継
2018年11月11日、湘南ベルマーレの練習場で、13歳になった石井選手は51歳のカズと再会しました。
およそ6年ぶりの再会です。
このとき石井選手は、カズがブラジルへ渡ったときの気持ちについて質問しています。
カズは、日本にまだJリーグがなかった時代、プロサッカー選手になるという強い思いを抱いてブラジルへ渡ったことを語りました。
そして、石井選手が『ラブ!!Jリーグ』で振り返ったのが、カズとの約束でした。
「まだ僕も頑張るから、ピッチで会おう」
年齢差は38歳。
普通なら、同じピッチでプレーすることなど想像しにくい年齢差です。
しかし、その言葉をかけたのはキングカズ。
当時すでに50歳を超えていたカズが、これからプロを目指す少年に対して、自分もまだ現役を続けるという意思を示したのです。

私は、この言葉がとてもカズらしいと思いました。
「頑張ってプロになれよ」ではなく、「自分も頑張るから、一緒にピッチに立とう」。
少年に夢を託すだけでなく、自分自身もその夢の中にいるのです。
そして石井少年は、実際にプロサッカー選手になりました。
石井久継の小学校・中学校・高校|天才少年からプロになるまで
石井選手は岡山県倉敷市で生まれ、少年時代からサッカーに打ち込んできました。
湘南ベルマーレの公式プロフィールによると、サッカーを始めたきっかけは、お姉さんが学校からサッカースクールのチラシを持って帰ってきたことだったそうです。
何気ない一枚のチラシが、後のプロサッカー選手への第一歩になったのです。
石井久継の出身校
| 学校 | 学校名 |
|---|---|
| 小学校 | 倉敷市立葦高小学校 |
| 中学校 | 平塚市立江陽中学校 |
| 高校 | 神奈川県立高浜高校、第一学院高校 |
小学生時代は福山ローザスセレソンでプレーし、小学校卒業後に湘南へ移りました。
2018年から湘南ベルマーレU-15、2021年からU-18に所属しています。
つまり、カズと再会した13歳の頃には、すでに湘南ベルマーレの育成組織でプロを目指していたわけです。
ミライ☆モンスターでも注目された才能
石井選手は、将来を期待される若いアスリートを紹介するテレビ番組『ミライ☆モンスター』にも取り上げられています。
プロになる前から注目されていた選手ですが、その後の道のりも順調なことばかりではなかったはずです。
2022年には高校2年生で湘南ベルマーレのトップチームに二種登録され、2023年2月には翌2024シーズンからのトップチーム昇格が内定しました。
昇格内定時には、小学校卒業と同時に湘南へ移ったことや、幼い頃からの夢だったプロサッカー選手になれる喜びをコメントしています。
7歳のときにカズからサインをもらった少年が、約10年後にはJリーガーになることを決めたのです。
石井久継の日本代表での活躍|背番号10とアジア大会の悔しさ
石井久継選手は、U-17、U-18、U-19と年代別日本代表で経験を重ねてきました。
そして2026年、愛知・名古屋アジア大会に出場したU-21日本代表では、背番号10を任されています。
アジア大会で3得点を記録
2026年9月16日のホンコン・チャイナ戦では、39分に先制ゴールを記録しました。
続くキルギス戦、タイ戦でも得点を挙げ、グループステージ3試合で3ゴール。
日本の攻撃をけん引する活躍を見せました。
しかし、10月3日の決勝では韓国に0-1で敗戦。
石井選手は後半34分、右ポストを直撃するシュートを放ちましたが、ゴールには届きませんでした。
試合後には「これ以上悔しい思いしたくない」と語っています。
日本は銀メダルを獲得しましたが、石井選手にとっては喜びよりも悔しさが残る大会になったのでしょう。
それでも、21歳で日本代表の10番を背負い、国際大会で3得点を記録した経験は大きな財産になるはずです。
7歳のとき、カズのサインをもらって喜んでいた少年が、今度は日本代表のユニフォームを着て、スタジアムの観客を沸かせています。
そう考えると、実に感慨深いものがあります。
石井久継とカズは同じピッチに立てたのか
さて、気になるのは、石井選手とカズが交わした約束です。
二人は、実際に同じピッチに立つことができたのでしょうか。
2026年10月現在、確認できた公式戦記録では、二人が同じ試合に出場した事実は見つかっていません。
石井選手は湘南ベルマーレ、カズは福島ユナイテッドFCでプレーしています。
カズは2026年6月、横浜FCから福島への期限付き移籍期間を2027年6月30日まで延長しました。
2026年10月現在、カズは59歳。
それでも現役のプロサッカー選手です。
あのとき、13歳の少年に「ピッチで会おう」と語った51歳のカズは、8年後の今も現役を続けています。
これは本当にすごいことではないでしょうか。
もちろん、今後二人が対戦する機会が訪れるかどうかはわかりません。
所属カテゴリーや大会日程など、さまざまな条件が重なる必要があります。
しかし、石井選手はすでにプロになり、カズも現役を続けています。
約束を果たすための条件が、まだ失われていないのです。

本当に対戦が実現するのを見てみたいですね。
石井久継の年俸・移籍の可能性と今後の展望
石井久継選手の年俸について、湘南ベルマーレから具体的な金額は公表されていません。
また、2026年10月現在、確認できる所属先は湘南ベルマーレです。
2025年12月30日には2026シーズンの契約更新が発表され、本人は湘南への思いとJ1昇格への決意を語っています。
海外移籍やA代表入りの可能性は?
今後、石井選手が海外クラブへ挑戦する可能性は十分に考えられます。
ただし、現時点で具体的な移籍先が決まっているという話ではありません。
まずは湘南ベルマーレで出場機会を増やし、得点という結果を積み重ねることが重要でしょう。
また、アジア大会での経験を生かし、2028年ロサンゼルス五輪を目指す世代の中心選手になれるかも注目したいところです。
2026年のアジア大会で見せた得点力と、決勝で味わった悔しさ。
その両方を、これからの成長につなげてほしいと思います。
石井久継についてよくある質問
石井久継選手について検索されている関連キーワードのうち、本文で詳しく扱っていない疑問を整理しました。
| 質問 | 回答 |
|---|---|
| 石井久継選手は左利きですか? | いいえ。湘南ベルマーレの公式プロフィールでは、利き足は右足とされています。 |
| 石井久継選手は結婚していますか? | 結婚について、本人や所属クラブによる公式な発表は確認できません。 |
| 石井久継選手に彼女はいますか? | 交際相手について、本人が公表した確かな情報は確認できません。 |
| 石井久継選手はA代表に選ばれていますか? | 2026年10月現在、A代表での出場記録はありません。年代別日本代表では活躍しています。 |
| 石井久継選手は2028年のロサンゼルス五輪に出場できますか? | 2005年生まれのため、年齢上は出場対象となる世代です。ただし、代表選出が決まっているわけではありません。 |
まとめ|カズと交わした約束、その続きを見たい
石井久継選手の現在の成績や日本代表での活躍を調べていくうちに、あらためてカズとの約束の重みを感じました。
7歳の少年にサインをしてくれたカズ。
13歳で再会したときには、同じピッチで会おうと約束してくれました。
そして、あの日の少年は湘南ベルマーレでプロになり、21歳で年代別日本代表の10番を背負うまでに成長しました。
一方のカズは、59歳になった今も現役を続けています。

私が今回、最も心を動かされたのは、カズが少年に夢を託しただけではなかったことです。
自分も頑張るから、一緒にピッチに立とう。
その言葉を、今も現役を続けることで裏切っていないのです。
カズは横浜FCの歴史を彩った選手ですが、こうして一人の少年の人生にも大きな記憶を残していたのですね。
アジア大会の決勝では悔しい思いをした石井選手。しかし、まだ21歳です。
これから先、どんな選手になっていくのでしょうか。
そしていつの日か、石井久継と三浦知良が同じピッチに立つ瞬間が訪れるのでしょうか。
あの約束の続きを、私はまだ見ていたいと思います。


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