瀬古歩夢の成績と現在は?代表3戦連続先発でも「過小評価」される実力

瀬古歩夢の成績と現在を紹介するアイキャッチ画像。日本代表でのプレーシーンと孔明風衣装の似顔絵 26-27 リーグ・アン

瀬古歩夢という名前は、もちろん知っていました。

日本代表にも選ばれていますし、海外でプレーしているセンターバックです。

ところが今回、あらためて経歴を確認していて驚きました。

「えっ、セレッソ大阪出身だったの?」

しかも、ただセレッソ大阪でプロになったという話ではありません。

U-12からU-15、U-18、そしてトップチームへ。完全なセレッソ大阪アカデミー育ちです。

大阪に近いところにいながら、私はそこまで知りませんでした(笑)。

そして2026年9月から10月にかけての日本代表戦です。

ウルグアイ戦、ベネズエラ戦、そしてエクアドル戦。気がつけば、瀬古は3試合連続で先発していました。

エクアドル戦では、サッカーダイジェストWebが採点6.5。

PK戦で好セーブを見せた鈴木彩艶の7に次ぐ高い評価でした。

寸評には「唯一の3試合連続スタメン」とあり、守備だけでなく冷静なビルドアップも評価されています。

私は、瀬古歩夢をちゃんと見ていたのでしょうか。

もしかすると、私自身が彼を「過小評価」していた一人だったのかもしれません。

瀬古歩夢の成績|セレッソ大阪から海外へ渡ったキャリア

瀬古歩夢は2000年6月7日、大阪府生まれのDFです。

サッカー人生を振り返ると、セレッソ大阪との結びつきの深さが分かります。

セレッソ大阪U-12、U-15、U-18を経てトップチームへ昇格しました。

JFAによると、2017年には16歳11か月でルヴァンカップに出場し、クラブ史上最年少でトップチームの公式戦デビューを果たしています。

若い頃からセンターバックだけでなく、ボランチやアンカーでもプレーしてきました。

Jリーグではセレッソ大阪U-23でJ3通算35試合1得点、トップチームではJ1通算67試合2得点。

2019年からJ1で出場機会を増やし、2020年と2021年にはともにリーグ戦27試合に出場しています。

2020年にはルヴァンカップのニューヒーロー賞を受賞しました。

当時から高さや強さだけでなく、足元の確実さも評価されていた選手です。

そして2022年1月、スイスのグラスホッパー・クラブ・チューリッヒへの完全移籍が決まりました。

セレッソ大阪のアカデミーで育った少年は、スイスを経てフランスへ。

現在はル・アーヴルACでプレーしています。

こうして経歴を並べてみると、突然日本代表に現れた選手ではありません。

ずっと積み重ねてきた選手でした。

私が、その積み重ねをちゃんと見ていなかっただけなのです。

瀬古歩夢の現在|ル・アーヴルで磨かれたセンターバック

瀬古歩夢は現在、フランスのル・アーヴルACに所属しています。

ここで興味深いのが、センターバックだけを任されているわけではないことです。

アンカーとしても起用されており、Jリーグ公式サイトでは、セレッソ大阪U-15時代にセンターバックと並行してボランチやアンカーを経験したことが、現在の両足でボールを扱う技術にもつながっていると紹介されています。

一方、2026年1月には肋骨を骨折しました。

それも、骨折してから10分以上プレーを続けていたというのです。

さすがに痛みは強く、3試合を欠場しました。

それでも復帰戦の相手はパリ・サンジェルマン。

いきなりフル出場しています。

このタフさには驚きしかありません。

そして、そのフランスでの経験が日本代表にも還元されているように見えます。

瀬古歩夢のプレースタイル|守備だけではないビルドアップの強さ

瀬古歩夢のプレースタイルを考えるとき、まず目につくのは対人守備です。

相手に身体を寄せ、簡単に前を向かせない。

エクアドル戦でも、相手の攻撃を自由にさせない守備が高く評価されました。

元日本代表の本田泰人氏は、この試合のMVPとして瀬古を挙げ、身体をぶつけて止める守備や、前を向かせない対応を評価しています。

しかし、瀬古のストロングポイントは守備だけではありません。

ボールを持ったときに慌てず、縦へボールを入れられる。

JFAも若い頃から、1対1の対応だけでなく、高精度のフィードを瀬古の特徴として紹介していました。

センターバックとボランチの両方を経験してきたことが、現在のプレーにつながっているのでしょう。

守れて、つなげる。

現在の日本代表が後方から攻撃を組み立てようとするとき、この能力は大きな武器になります。

日本代表で3試合連続先発|エクアドル戦で彩艶に次ぐ高評価

今回、私が瀬古歩夢をあらためて見るきっかけになったのが、2026年9月から10月にかけての日本代表戦でした。

ウルグアイ戦、ベネズエラ戦、エクアドル戦。

この3試合すべてで先発したのが瀬古です。

ウルグアイ戦、ベネズエラ戦ではフル出場。そしてエクアドル戦でも3バックの一角として先発し、無失点に貢献しました。

サッカーダイジェストWebの採点も彩艶が7。

その次の6.5を与えられた選手の一人が瀬古でした。

相手の20番を自由にさせず、ビルドアップも冷静。

派手なゴールを決めたわけではありません。

PKを止めたわけでもありません。

それでも90分を通して見ると、「そこに瀬古がいる」ことが当たり前のようになっていました。

3試合連続先発という事実も含めて、代表での立ち位置が変わってきたことを感じます。

鎌田大地と久保建英が語った「今の瀬古歩夢」

そして興味深かったのが、チームメートの言葉です。

エクアドル戦に途中出場した鎌田大地は、瀬古について「明らかに、自信を持ってプレーできていると思う」と話しています。

さらに、クラブで良いプレーができ、それを代表でも発揮できていると評価しました。

鎌田が触れていたのはプレーだけではありません。

瀬古のキャラクターにも触れ、自分自身も仲が良いこと、代表で主力としてやろうとしている姿を嬉しく感じていることを語っています。

久保建英の評価は、さらにストレートでした。

ベネズエラ戦後、現在の瀬古に厳しい評価をする人に対して疑問を呈し、非常に高く評価していることを明言しています。

堂安律もウルグアイ戦後、普段は個々の選手をあまり評価しないなかで、瀬古についてリーダーシップや声掛けにも触れ、「信頼できる選手」になっていると評価しました。

外から試合を見ている私たち以上に、毎日のように同じピッチでプレーする選手たちは、瀬古の変化を感じているのかもしれません。

瀬古歩夢は本当に「過小評価」されているのか

「過小評価」という言葉は、なかなか難しいものです。

誰が、誰と比べて評価していないのか。

簡単には決められません。

ただ、今回の代表3試合を見る限り、少なくとも日本代表の中で瀬古への信頼が高まっていることは伝わってきます。

3試合連続先発。

エクアドル戦では無失点。

サッカーダイジェストWebでは鈴木彩艶に次ぐ6.5の採点。

鎌田大地、久保建英、堂安律といった代表の中心選手からも高い評価を受けています。

私は彼のことをそれほど知っていたわけではありませんでした。

セレッソ大阪U-12から育った選手だったことすら、今回あらためて調べるまで意識していませんでした。

16歳でトップチームの公式戦に出て、J1で67試合に出場し、スイスへ渡り、フランスへ進み、日本代表までたどり着いています。

もしかすると、「過小評価しているのは誰なのか」という問いの答えは、案外見る側にもあるのかもしれません。

瀬古歩夢についてよくある質問

まとめ|「知らなかった」から始まった瀬古歩夢の再発見

エクアドル戦でゴールを堅守した鈴木彩艶。

その少し前で90分間戦い続けていた背番号3も忘れられません。

瀬古歩夢。

セレッソ大阪U-12からトップチームへ上がり、スイス、フランスと渡り歩いてきたセンターバックです。

2026年の代表戦では3試合連続で先発し、エクアドル戦では無失点に貢献しました。

私は今回、ようやく瀬古歩夢という選手を日本代表としてしっかり見た気がします。

「セレッソ出身だったのか」

最初は、そんなところからでした。

でも経歴をたどり、代表でのプレーを見直してみると、突然出てきた選手ではないことがよく分かります。

ずっと積み上げてきたものがあって、今がある。

彩艶が主役になったエクアドル戦。

そのすぐ前で、当たり前のように相手を止め、当たり前のようにボールをつないでいた瀬古歩夢。

次に日本代表を見るとき、今度は最初から背番号3を追いかけてみようと思います。

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